皆様ご存知、ガリレオシリーズ第2弾
1.夢想る(ゆめみる)
2.霊視る(みえる)
3.騒霊ぐ(さわぐ)
4.絞殺る(しめる)
5.予知る(しる)
の5編の短編小説集
1.過去に不倫をしたことを抹消しようとした主婦の犯罪
2.ひき逃げを隠蔽するために練られた計画殺人
3.老婦人と営業マンとの絆を描く
4…
現在、巷でタイムリーに使われている「絆」がキーワードの純愛ミステリーです。
プロローグから第1章への展開の良さが良いです。
普通の青春小説かと思いきや、いきなり記憶喪失の男の出現、その男と関わるようになってしまったトラックドライバーの女性、この2人を中心に物語は進んでいきます。
物語の展開といい、ストーリーとい…
両親が同じタイミングで駆け落ちし、両親不在の状況におかれた中学生の双子の男の子。
隣の家に泥棒に入ろうとした男(俺)が雷にうたれ、双子の家に落ち、双子に助けられ、俺は双子の「ステップファザー」(継父)になることに・・・。
期待していなかった分、楽しく読めました。
最初から物語に入り易くて、設定も面白いので、すらすら読めまし…
私の好きではない展開で、物語は淡々と進んでいきます。
道尾さん特有のどんでん返し的なものもなかったですし、読んでいて、ページの進みが悪かったです。
内容も私には理解できませんでした。
各章のタイトルが80'sの曲のタイトルとなっていて、その世代である私には懐かしく感じました。
内容は、タイムトラベルものです。
2009年から1984年にタイムスリップした主人公が悪戦苦闘しながら、1984年の人達と絆を深めて、現代に戻ってきます。
まあ、お決まりのパターンでしたが、普通に楽しく読むことが出来ました。
…
ラストシーンで泣けます。
石神の一途な思いと花岡靖子の良心の呵責が生む悲しさである。
タイトルの『献身』という言葉が響きます。
ストーリーはもちろん設定全てが良いです。とてつもない面白さでした。
映画も舞台も観ましたが、結果が判っていても泣けてきます。
映画の方も観ましたが、本の方が数倍面白かったです。
黒田康作が格好良すぎます。
映画の方を観てから読んだので、織田裕二の残像がチラついてしょうがありませんでした。
映画やドラマは読む前に観ない方がよいと思ったのと、本とは全く別物として考えた方がいいと改めて思いました。
「せつない」の一言です。
主人公の主婦が、家庭教師としてある家に行くと、そこには、多重人格者がいます。
その多重人格者のうちのひとりの人格の人と恋愛に落ちてしまうといった内容です。
あげ足をとるようですが、多重人格のある一つの人格が出てきたときだけ、その人を好きになるのが、どうしても解せませんでした。仕草や…
犯人のすさまじい悪意、これほどまでに悪意を持って取った行動のすごさに圧巻です。
最終章(加賀恭一郎が犯人へ手紙を通じて語りかける場面)が全ても物語っています。
ストーリーの構成を含めて、よい作りになっていると思いました。
面白く読めた1冊でした。
たった7行の、演劇のあらすじ。
真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。
彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。
強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。
ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。
カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。
父は、ハリウッ…